今さらながら『ギャラクシーエンジェる~ん』の中間報告会に関する ITmedia +D Games の記事を読んだのですが、これはさすがにないなと思った。
ITmedia +D Games:最終回はミルフィーユも登場!?——「ギャラクシーエンジェる~ん」中間報告会「いろんな意味で目立とうと思った。70作品が放送されているそうだが、70人と言えばちょっと小さな学校での女子学生の数と同じ。誰もがあこがれるような子は2、3人しかいない。つまり作品の内容で評価されるのは3本まで。これに入るのがベストだが、いろいろ難しいと思うので7本以内に入ろうと思っていた。現状では、それは達成できたと思う」(木谷氏)
木谷氏は今回ほどアニメにかかわったことはなかったそうで、アフレコ現場にも半分以上は通ったとか。「(前作のキャラクターが登場する)7話は本当に象徴的。自分たちが作り上げたものと戦っているようだった。勝てたかは分からないが、なんとか負けなかったと思っている。これもかかわってくれた皆さんによるチームワークのたまもの」(木谷氏)。これからプロジェクトはますます大きくなるので、期待してほしいと語った。
「今期全作品のうち7本以内
に入れた」って観点は一見謙虚なんですけど『る~ん』だとギャグにしか見えませんね。『る~ん』は最近流行のパロディアニメの1つですけれども、他の作品の要素を無理矢理取り込んで持ち上げている感があって、結果として本筋に全然関係がなさ過ぎる部分の比重がムダに多すぎる肥満アニメになってしまっているようにしか見えないので、ちょっと評価するには厳しいです。こういうのが好きな人がいてもおかしくないですけれど、さすがにこの作品に高評価を下せる人はあまり多くない気がします。
世の中には ED が始まった瞬間に「はいはいミュートミュート」とか「あれれ? テレビから音が聞こえなくなったよー」などと実況されるようなアニメもありますけれども、『る~ん』は逆に OP だけが異様に盛り上がって本編に突入すると途端に実況が盛り上がらなくなるタイプのアニメだったりします。要は本編がただのパロディアニメで、いまひとつ全体的に垢抜けておらず、特に脚本がまるで学芸会レベルなこともあって実況的には「キター」と「つまんね」しか書くことがないのです。一部例外の回を除いて発展性がないというか何で盛り上がればいいかが理解しづらい作品ゆえ、世間的にもそれほど高評価が数多く見られる作品ではないんじゃないかなと。
しかも7話のムーンエンジェル隊にしても自分たちが作り上げたものと戦っている
どころかちっとも喋りもしていなかったので、正直「昔の G.A. は面白かったのに」と思い返させる意味でしか象徴的でなかった気がします。というかあの内容で受けるだろう、あるいはこの路線で今後も突っ走れるだろうとマジで思っているならちょっと現状認識を変えたほうがいい気がします。
つーか7本以内ってことは上位10%のエリート作品なわけで、来期あるいはその先になっても「前期は○○があったのに、今期ときたら」みたいな文脈で使われる作品なわけですよ。そこに『る~ん』が入るかと言われれば…。今期の作品70本を全部見ている方はたぶんいないでしょうけれども、私同様に20本くらい見ている人間の中でも偏差値50のボーダーを超えられるかどうかすら怪しい作品なんじゃないかなと思っている次第でして、ほとんどの人の頭の中からは最終回をみた直後に速やかに消え去りそう。今期目立った作品10%に挙げるならキャベツの次点くらいには入れるかもしれませんけれど、その程度の認識しかありません。
売れるものを作ってください
もうすぐゲーム第2作「無限回廊の鍵」も出ることですし、ゲームや DVD が売れてくれるといいなと思っています。ブロッコリーは4期連続赤字で「継続企業の前提に重要な疑義」が決算書に付されているわけで、来年3月決算も赤字だったらいよいよ上場廃止が視野に入ってくることになり、どこぞのアニメ専門学校の状況などを見ているとあんまり笑えません。今度こそは上位10%に入ると公言しても疑義を抱かれないくらいのものを作ってください。






