side=2 さんで行われている今年最も「残念」だったアニソン決定戦! にエントリーしたいと思います。2006年のまとめみたいなものも混ぜ込んだらちょっと書きすぎまして、たった5曲を紹介しているだけなのにえらく長文になってしまいましたが…ひとつご容赦のほど。
総合結果発表は http://side2.net/20061227.html をどうぞ。他にも「残念」な曲がいっぱいですよ。
あうとらいん
【募集】今年最も「残念」だったアニソン決定戦!【開始】 - side=2「残念な曲」の定義
- 曲はいいのに作品自体があまり注目されなかった……
- 曲はいいのに歌唱力が……
- 曲はいいのにセリフが入っちゃって……
以上のように、「曲はいいがその魅力を生かし切れなかった曲」を「残念な曲」と定義します。なお、今回扱う範囲は今年放送されたテレビアニメで使われた曲とさせていただきます。実際に使われた曲以外は NG です( CD にのみ収録の曲等)。また、キリが無いので1人5曲までとします。
ぶっちゃけかなり広いなというのが率直な感想なんですが、とにかく「こんなにいい曲なのに○○だから」という曲を挙げればいいわけですね。というわけで OP でも ED でも IM でも大丈夫みたいなので残念な曲を偏屈に選択しつつ、せっかくなので2006年のアニメの残念な話なども勝手に織り交ぜさせてもらいながら紹介させていただこうかなと思います。
ところで今年のアニメは一体何本あっただろうと思って数えてみたところ、ちょっと正確な数はわからないものの2006年度開始分だけで約 150 あります。大杉。そのうち私が見たのは 50 程度なので数値上では 1/3 の知識しか持っていませんし、真面目に全部見て今でもあらすじを言えるのはそのうち何パーセントだろうと思う程度の知識しかありません。こういうのは各分野のアニメを見ている人間がそれぞれエントリーした方が面白いでしょうし、より高度な知識をお持ちの方などは特に面白そうですので、よろしければ是非参加してみてください。本日 23:59 までエントリーできます。
エントリー
- 各曲とも、[ 『エントリー曲』/歌い手/使われたアニメ ]の書式です。
1. 『学園天国 ~ファイン★レインばーじょん』/ファイン★レイン (小島めぐみ&後藤邑子)/ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! #27 ED
これは本当に残念だった!! …というわけでまずは『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』エンディングテーマから。
視聴されていない方向けにこれが何で残念なのかを説明しておきましょう。ご存知の通り『Gyu!』の前期エンディングテーマソングはワンダー5の『学園天国』でした。これはフィンガー5の名曲をチャイルドユニットであるワンダー5がカバーしたものなのですけれども、それがあまりにも作品に合わない内容であるうえ、ぶっちゃけお世辞にも上手いとは言いがたいものだったのです。無印時代はファインとレインをそれぞれ演じる小島めぐみと後藤邑子が歌っていた ED をどこの馬の骨とも知れない意味不明なユニットの曲に変えられてしまったということに対する反発もあって、実況板では「ミュート」という表現が使われたほどでした。これはつまり「音楽がクソなら映像だけ楽しめばいいじゃない」ということで音を消してファインとレインが踊る映像だけを楽しむという意味の侮蔑表現であり、この「ED だけクソアニメ」状態は1話から26話まで続いたのです。
ところがほとんどの人間が諦めきっていた中、『Gyu!』前編シリーズの最終回となった27話で唐突にそれまでのワンダー5のものから「ファイン★レインばーじょん」なるものに ED が切り替わったのです。その名の通り声優2人が歌うエンディング。テレビから聴こえて来たのはファインとレインの声でした。ついに不評だったワンダー5の暗黒時代を乗り越え無印時代への原点回帰を果たしたということで実況が沸き立ったのは言うまでもありません。普段は散々な扱いだった ED も、いつもと同じ曲なのにファインとレインが歌っているだけで輝いて聞こえる…!! ということで大好評を博したのです。次回からの ED は楽しくなりそうということで大変な期待が込められたのでした。
しかし現実は厳しいもの。キングレコード率いる制作委員会の壁は高く、翌週からの後編開始とともに ED はワンダー5の唄う『チュルッチュ☆ロック!』へと変わってしまいました。これはまた微妙な歌でして、以前より下手になったと言う罵声とともに再び ED は「ミュート」扱いになってしまったのです。
もっとも実際には既に『チュルッチュ☆ロック!』の CD のリリースがあったため、実際には後編スタートの時点で多少なりともワンダー5に戻るという予想はあったのですが、「せめてあと少しだけでもファイン★レインばーじょんを」という要望は強かったのです。
というわけで「ファイン★レインばーじょん」が日の目を見たのは1回だけでした。大好評にもかかわらず1度しか使われなかった「悪貨に埋もれし良貨」ということで、2006年の残念賞オブジイヤーとして私はこの曲を推したいと思います。
2. 『キュン・キュン・パニック』/MOSAIC.WAV/まもって! ロリポップ ED
MOSAIC.WAV 初のアニメソングで、『まもって! ロリポップ』のエンディングテーマ。
端的に申し上げるとポテンシャルはあったのに知名度がなさ過ぎました。アニメの放送局が少なく、首都圏で圧倒的なカバー率を誇る tvk やテレ玉で放映されませんでした。なおかつ過酷な放映時間に当てられることが多かったこと、正直なところ見るに耐え難いレベルの作画だったことから、アニメを見ている人が少なくほとんど話題にすらなりませんでした。
さらに付け加えれば、 MOSAIC.WAV が『まもロリ』に続いて今期放映中の『すもももももも ~地上最強のヨメ~』の OP を担当することが決まったとき、ニュースサイトや 2ch のスレなどで「MOSAIC.WAV 初のアニメ曲」という誤報が流れまくるというさみしい状態になってしまったこと。これがなんといっても残念でした。「ちげええええええ!! もはや『まもロリ』はアニメですらないのかよ!!」とディスプレイの前で何度叫ばされたことか…。いかに『まもロリ』の知名度がなかったかを証明することになってしまった曲として挙げたいところです。
ところで今年のネタアニメといえば『MUSASHI』『財前』『夜明けな』が「三巨頭」であり、いずれも「うおっ、まぶしっ!!」「だっぽん」「キャベツ」などといった名言を残すほどだったわけですが、実は『まもロリ』もそれに匹敵する潜在能力を持っていました。実際「話は普通に面白いのに作画ひどすぎ」ということで一部の好事家には評判になりました。ただ、たとえば「キャベツ」に関しても例のキャベツのシーンがその前後に比して特別酷く見るに耐えないものだったためにこれほど話題となったわけですが、『まもロリ』の場合、最初から最後まで最低最悪の状態が続くタイプの酷さでして、それはもう「キャベツ」の比ではなくキャラクターの顔が一貫して描かれないほどのメリハリのないひどさでした。酷さの程度で言えば「キャベツ」と同等どころかアレを瞬殺できるほどの圧倒的パワーを持っていたのですが、針が振り切れるほどの酷さだったために、ただ漠然としたクソアニメになってしまったのです。しかも放映局が次へと移るたびに作画が微妙に修正されていくという壮絶な製作サイクルに陥っていたため、最初の放映局であったせとうちテレビと最後のキッズステーションの放映内容はまるで別物だったりしまして、 UHF での放映局の少なさとあわせて全国で同時に話題になるための要素を当初から失ってしまってもいたのでした。
別になれたからといっていいものではないのですが、あと一歩で「四天王」の一員になれたかもしれないという点でアニメも残念なものの1つに挙げたいと思います。以前報じたとおり28日からキッズで『まもロリ』の集中放送がありますので、未見の方はぜひご覧ください。
ちなみにこの曲は、もちろん曲そのものも大変いいものなのですが、同様に歌詞もなかなかよく出来ているのだということは意外にあまり知られていません。恋の試験だっていつか終わるけど その日が来るまで私を見つめて微笑んでほしい
など、『まもロリ』とその続編である『もどロリ』を完全になぞったものになっています。それはもう、さすがは輝かしき MOSAIC.WAV の曲だと感心させられるほどのものです。原作と一緒に聴いていただければより楽しめると思います。
3. 『神様=お兄ちゃんっ!』/Sister×Sisters/ラブゲッCHU ~ミラクル声優白書~ IM
IM から1曲。『ラブゲッCHU ~ミラクル声優白書~』内のアイドルグループ「Sister×Sisters」(高本めぐみ, 新谷良子, 落合祐里香, 坂本梓馬, 山本麻里安)が唄っています。
これもポテンシャルはあったのに知名度がなさ過ぎました。アニメが激戦区に投入され、さいたまでは超傑作『錬金3級まじかる? ぽか~ん』とぶつかったうえ、放映初日は全国で『ホスト部』とぶつかるという最悪の場所にいたためにまったく目立ちませんでした。しかも1話からしばらくは全く面白くないという状態が続いたために視聴者がぐんぐん減ってしまい、しかも別に途中で化けたわけではないために「つまんないけど何故か見ちゃうアニメ」扱いしかされない作品でもありました。しかし今思えば最近頻発してる「曲だけ異常に面白いアニメ」の先駆けだったと思います。 OP のへい! へい! やっちゃってー♪
だけが狭い範囲で流行していたのを記憶されている方がおられるかもしれません。
そんな『ラブゲッCHU』において「1話で切った奴は負け組確定」とまで言われたのがこの曲『神様=お兄ちゃんっ!』の登場シーンでした。 V 局なのに神様イコールおーにいちゃんー♪
という歌が流れ(実況板では「なにこれ? ぽか~ん」状態)、しかも同じような歌詞の並ぶ曲を何度も何度も歌うということでなかなかに衝撃的なものだったのです。いや最初見たときマジで驚いたんですよ。「ついにラブゲッCHU 化けたな」「ここまで耐えた俺は勝ち組」と超実況に書き込みまくった覚えがあるほどです。しかしいかんせん見ている人が少なすぎたために、なかなか面白い曲だったのにあまり話題にならなかっただけでなく知っている人自体が少ない曲になってしまってしまいました。
思えばこのアニメは本当にタイミングの悪いことが重なったアニメでした。この曲のような派手なものをなかなか出さなかったせいで序盤が地味すぎて人が離れてしまったこともありますし、あるいは「動かなさすぎ」と評判の悪かった OP を残り4話くらいしかないときになって目茶苦茶動きまくる OP に突然差し替えてきたり(2クールアニメなのに!!)、そんなことばっかりでした。残り4話しかないのに OP 差し替えてどうするんだよと。とにかく「もっと早くやれば人気出ただろうに…」というのばっかりが続くアニメだったんです。そういう意味では曲だけでなくアニメも残念なものだったと思います。
あと、このアニメは WOWOW アニメじゃなくてテレビ東京でした。なぜかたまに勘違いされるのです…もしかして知名度低い?!
4. 『NEVER GIVE UP』/LEMON ANGEL the 2nd/LEMON ANGEL PROJECT IM (#13 ED)
あいつら化けやがった!!
… IM が2曲も続いて恐縮ですが、次は『LEMON ANGEL PROJECT』 (L.A.P.) から。厳密には最終話 ED ですが、公的には IM の扱いとなっています。
『L.A.P.』は1話放映後の世間の評価は主役の声優に起因する問題によりストップ安で値がつかない状態でしたが、実はこのアニメ、曲に関しては傑作クラスのものが多かったりします。各話ごとにボーカルの変わった OP 『Angel Addict』はもちろん、第1期・第2期がそれぞれ歌う『EVOLUTION』や結城早夜(小清水亜美)の歌う『I will』など、聞き応えのある曲が満載になっています。
ちなみにこのことから2006年初頭に「今期は曲のいいアニメほど世間的にクソアニメ」という法則が一部で囁かれるようになりました。それは2006年春期にとどまらず、トライネットアニメをはじめ、『タクロア』『マジカノ』『シムーン』『まもロリ』そして『る~ん』『らぶドル』と続いて来ているという話もありますが、実際どうなんでしょうかね。
これもポテンシャルがあったのにry。中盤までのこのアニメに関しては初々しい演技が成長していくのを父親感覚で眺める程度の認識でしかなかったと思うのですけれども、終盤で完全に化けたのはキャラだけではありませんでした。アニメそのものが化けた作品でもあり、最後の3話で1月放映開始アニメの先頭集団を3馬身はぶち抜いたというのが私の実感でもあります。いやホントに面白いアニメだったんですよコレ。1クールでは考えられる限り最高の脚本・演出を誇っていまして、このアニメの見所といえば第1期レモンエンジェルを超えて観衆の前で歌い上げる最終話の一シーンなのですけれども、秀逸な脚本で話は最高に盛り上がりましたし、そしてなにより曲も最高で大変満足できる内容だったんです。実況ももちろん盛り上がりましたし、とにかくすごかった!! …なのに世間的な評価は1話だけ見て「超クソアニメ」「声優がひどい」「グラビアアイドル氏ねよ」というものばかりで、結果としてその評価ゆえに見ている方はとても少なかったように感じます。そのこともあまりにも残念で残念でなりません。
というわけで第4の残念な曲は、この今年のベスト5作品にエントリーされても異議のないアニメから、一番最後に使われた曲である『NEVER GIVE UP』をエントリーしたいと思います。
ところで余談になりますが、このアニメが終わってからおよそ半年が経過した後に『涼宮ハルヒの憂鬱』第12話を見た際、「なるほどきっと『L.A.P.』の演出家が本当に達したかったのは、あるいは『L.A.P.』が真に目指していたのはこれなんだろうなー」と思った記憶があります。『ハルヒ』並の演出とそれを実現するだけの能力を少しでも『L.A.P.』が持っていたなら、もっともっとすごいアニメになれただろうに!! と世間において今年最高傑作と呼ばれるアニメを見ながら残念がったりしたのでした。
5. 『キラキラデイズ』/Magical Sweets/砂沙美☆魔法少女クラブ シーズン1 ED
ご存知の通り日テレ版で OP/ED がショートカットになった『砂沙美☆魔法少女クラブ』エンディングテーマ。
せっかく全ての曲を生音で制作するなど音楽にこだわった超スーパー名曲揃いな作品だというのに、日テレの痛烈無比な仕打ちをうけて残念の域を超えて悲劇に近いものになってしまいました。やはり最後の5曲目はこの作品から挙げたいと思います。
2分近くあるものをバッサリ15秒に切り落とした OP 『Sweet Magic』も十分残念で、これって放送事故だろと最初は思わされるくらいの短さだったのですけれど、実は ED 『キラキラデイズ』の切り落とし方もなかなかなものだったりするのですよ。本来なら TV-version の一番最後に Don't stop please, it's your chance! Don't stop please, in your hands!
という歌詞があるはずなのですが、日テレ版ではその部分が丸々削られてなくなってしまっています。おかげで日テレ版の ED は進行がおかしいために最後の部分が非常に間の抜けた終わり方になってしまっていて、せっかくの曲のよさが半減してしまっているのです。ちなみにこの削られた部分は約9秒しかありません。 OP をこれだけ短縮して次回予告までなくしているのですからせめて ED のたかだか9秒くらいは残しておいて欲しかったのですが……なにをそんなに慌てているのかとにかく端折られてしまって台無しです。
というわけでたった数秒をケチられなければ完全な形で放映できたのに!! ということで5曲目に推したいと思います。
おわりに
なんか「ED と IM ばっかりで OP なしかよ!!」という感じでごめんなさい。以上をエントリーとしたいと思います。
他にも、実況で Rock!! Rock the LM.C
と Rock!! Rockin' on the LM.C
を区別してもらえなかった『RED GARDEN』のエンディングテーマ『☆Rock The LM.C☆』ですとか、明らかに場違いな場所に来てしまって妥当な評価を得られなかった『落語天女おゆい』のエンディングテーマ『花吹雪・恋吹雪』ですとか、いくらでもエントリーしたい曲はあるのですが…。それらはまた次の機会としたいと思います。
2007年も衝動買いしたくなるようなアニソンがどんどん出て欲しいですね。











Comment (コメント)
これは激しく同意。
(ミルロ。・ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・(ノД`) はまた別のエントリで。)
あとの曲は作品タイトルどっかで聞いたことあるな……ぐらいでしたorz
たまに出て来ても実況で「こいつ誰?」とか書かれてるし、もうね。(ノД`)
他の曲もいい曲ですので、機会があったら是非聴いてみてください。