Revival Gate - PC&マルチメディア/AudioTechnology

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2006-03-27T11:23+09:00 [Category: PC&マルチメディア/AudioTechnology]

mka 関連でよくある問い合わせ

Classic の方では数ヶ月前から何度か回答もどきを書きましたが、今でも mka 関連で今でもたまに変わった質問をメールで送ってくる方がおられます。毎度毎度同じようなメールをテンプレで返すのにも非常に手間がかかりますので、3 点についてここに回答を書いておきます。

(tta+cue).mka の欠損問題の回避方法

この問題の回避方法は簡単です。「MKA 変換機」を使用することです。そうすればこの問題はなにも考えずとも回避できます。

なお、「mkvToolnix の新しいバージョンで merge/extract すれば欠損問題が起こらない」というのは明確な誤りです。これは私が以前に「mka:mkvToolnix 1.4.2 で TTA サンプル消失問題は解決」(2005-04-18)という形で報じたために生まれた誤解だと思いますので、これに関しては全く申し訳ない限りなのですけれども、既に該当の記事を確認していただければわかりますが既に「内容が不適切」との案内をしています通り、この記事の内容は 100 パーセント役に立たない内容となっています。

余談ながら言い訳を書いておきますと、この当時はこの問題が発生する原因さえつかめていなかったうえ、(当時は知る由もなかったことですが)この問題は特定の条件がいくつか重ならない限り発生しない問題だったため、1.4.2 が登場した後にいくつかのサンプルを利用してチェックにかけてみたところ偶発的に問題が発生しなかったのです…。上の記事はそういう背景のもとで書かれたものですが、その 4 ヵ月後に MUSIC PC の kazutomo さんからご指摘を受けて前述の記事内容の否定と再検証をエントリーしています。詳細はその後の記事を参照してください。後々、MUSIC PC さんとのいくつかの情報交換を経て(といっても解決策のほとんどは kazutomo さんが考えられたのですが…)この問題は大筋 timecodescale をあわせれば解決できることが確認されています。

前述の通り現在の私がすすめる (tta+cue).mka 制作方法は MUSIC PC さんにて公開されている「MKA 変換機」を使用することです(参考:「mka を簡単に作れる「MKA変換機」」(2005-10-16))。これだけで OK 。scale をあわせるための作業は死ぬほど手間がかかりますが、変換機はその面倒くさい作業を自動処理で解決してくれます。やり方を見るとちょっとだけ力技っぽく見えるかもしれませんが、今のところはもっとも正確です。おおまかな問題を解決することのできる MUSIC PC さん側で計算された解決方法のほか、それで損失が起こる場合に補完できるよう私の計算した解決方法も複合的に取り入れていただいています(ありがとうございます)。

なお、既に mka として梱包してしまったものを修正する方法は全くないのかといえばそんなことはありません。取り敢えず一発で解決する方法は、簡単に言えばコンテナを mkvToolnix の extract を使って割ると問題が起こり、梱包時のものをそのまま Splitter で取り出しただけでは中身が損失していないようですので、それ以外の方法で wav として取り出すような方法(動画向けの方法で分解してもいいし、ロスレス録音でもいける)を使えば欠損ゼロで取り出すこともできます。

mka に入れた cue シートの取り出し方

cue シートを現状では上述の「MKA 変換機」でいけます。

それで対応できないような場合は「(tta+cue).mka を分離して cue シートを抽出する」(2005-06-22)を参照してください。

mka にリカバリレコードをつける方法

あるわけないでしょ…

といいますか、そもそも mka は尻切れ状態でも余裕で再生できると思います。まあ実を言うと mka で試したことはないんですけれども、mkv は尻切れ状態になっちゃってても一応再生させられますから mka でもいけるはずです。

これはデメリットではなくメリットです。たとえば地球の裏側の FTP からもたもたと動画を落としてたら途中で切れちゃったよーってなときも、ある程度のサイズになっていれば途中までちゃんと再生させられます。avi だとこうなっちゃうとリジュームするか削除するしかありませんからね。こういう動画をよく落としている方にはありがたみをよく理解していただけるはず。

もちろんそういう場合をちゃんと想定してある matroska コンテナはファイルの整合性を破損した自身のみでチェックすることが出来ます。どの程度のファイルが欠落してしまっているかはヘッダと現在のファイルサイズを比較することで確認できます。


つーか冗談でも自慢でもなんでもなく私に質問される方が本当に結構いるんですが、そもそもこのサイトの中の人に質問してもほとんどの疑問は氷解しません。よく言ってますが、所詮私なんかただの新しいものが好きなだけのライトユーザーなので、「x264 の revision485 来たぜイヤッホォォォゥ」とかやってても「で、なにがかわったの?」と聞かれると黙ってしまいます。なのでまず疑問に思ったら検索をかけてみてください。メールで質問をされてくる方の疑問のほとんど、もう 98% 以上は検索すれば答えが出てきますし、Toolnix を含め各々のソフトにはファイル内に作者様のドキュメントが入ってますのでせめてそのあたりくらいは参照してほしいかなとマジで思ってます。あるいはこのサイトの記事も(ほとんど間違いだらけのスタブですが)多少は役に立つかもしれません。

いずれにせよ、調べればすぐにわかることですので、私の返答が遅いことに苛立つくらいならまずはそのあたりを見ていただければとお願いしたい次第です。

  • 初版:2005-11-25
  • 改訂:2006-02-08

件の友人に「説明がわかりにくい」と言われましたので追記。そんなに解りづらかったか? と思いつつも簡単な補記メモをしておきます。


たぶん一番簡単なジャケット付き作成方法

現時点で一番簡単でわかりやすくて間違いが無くてなおかつ確実な方法は「MKA 変換機」(MKAconv)を使用することです。MKAconv 1.0.405 現在ジャケットイメージ添付機能に関して、公式には明記されていないものの出力される mka 添付データは MatroskaProp (=MartoskaShellExtension) / Haali Matroska Splitter 両対応になってます。MKA 変換機は日本語の GUI と日本語のドキュメントですので、およそ間違える方がむつかしいでしょう。

昔はともかく今は、ジャケットの有無にかかわらず mka を作る用途であれば、mkvmerge GUI を使用するよりも MKAconv を使った方が機能面でも優れてます。なんといっても、44100Hz 故のかなりめんどいタイムコードスケールの計算を自動でやってくれるのは大きい。タイムコードスケールが自動で計算されるということは音声データの出力時にも入力時と同様の状態を保ったままほぼ確実に取り出せることを意味しています。私は複数のバッチファイルを作って mkvmerge.exe -> mkvextract.exe と通したうえでサンプル数を照合してタイムコードスケールが適合しているものののみを保存する…みたいなことを人力でやっているのですけれども(これでも最大限に省力化したつもりなのですよ…)、MKA 変換機のファイルチェックモードはそういうさみしい作業から解放してくれます。

MKA 変換機は唯一の欠点といえば対応 cue シートが Shift-JIS に限られている点くらい? 「恋のétude」とか ß(エスツェット)とかがそのまま通らないのは不便といえば不便ですけれども、まあチャプターくらいならばあとから MSE とかでがりがり書き換えればいいので大きな問題ではないかと思います。

mkvmerge GUI にせよ MKAconv にせよ mkvmerge.exe に依存しているので一部分を除いて結果はほぼ変わりません。後者に関してもおそらく仕組み的には mmg.exe にコマンドラインを送っているものだと考えられますので、今後 mkvToolnix がバージョンアップをしていったとしても mkvconv.exe と同一のフォルダに入っているものを更新していくことで対応可能でしょう。もちろんこれは正常動作の保証外ですが、まあなんとかなるはず。

結論としてはよくわかんないなら黙って MKA 変換機を使う。これが鉄則。

mkvmerge GUI を使うなら

cover.jpg を最上位の Attachment とするというのは、要はこういうこと。

cover.jpg を Attachment の一番上にする

cover.jpg を他の jpg ファイルよりも上にすればいいだけ(つまり、他のファイルより先に D&D したり、Add する)。もちろん cover.jpg のうえに JPEG ファイル以外の、たとえば log ファイルや html ファイルなどがあっても大丈夫です。あとはこれで mux しちゃう。

あとはこれを MPC に突っ込むだけなんだけど

MPC で正常にジャケットイメージを表示させるためには、まず当然 Haali Matroska Splitter をインストールします。もちろん、中身の Audio の DirectShowFilter も入れておいてください。 tta なら CoreTTA 、 flac なら CoreFLAC を入れます。MPC 再生しかしないのなら wav+cue の mka でもいけます。

次に MPC のオプションからフィルタ設定で Matroska を無効にしてください。MPC はデフォルトで Matroska を再生(というか厳密には分離)させるためのスプリッタが内蔵されていますので、それが動いているままだと Haali 版のスプリッタが使われないのでジャケットは表示されないのですよ。

[Matroska] のチェックをはずす

あとは mka を再生すれば、

ジャケットと一緒に再生可能になります。

難しいことはありません。

2005-11-20T03:13+09:00 [Category: PC&マルチメディア/AudioTechnology]

mka のジャケットイメージは cover.jpg を最上位の Attachment とするのが最適な実装準拠

mka メモ。友人向けのメールを改変しただけなのであまりまとまってません。


友人が「(mka にジャケットイメージを Attachment として添付した際に)MatroskaProp (=MatroskaShellExtension) 以外のジャケット表示方法はないの?」が聞いてきたのですけれども、私の知る限りでもまあいくつかあります。

もちろんそういうときにいちばんわかりやすい方法は matroska コンテナ部分を粉々にして中身を全て取り出してしまうブタの貯金箱方法なんですが、それはかつての zip.mp3 や (tta+cue).rar にジャケットイメージを一緒に梱包するという〝なんとなく不健全〟な方法に近いものがありますしそもそも一々分解するのはひどくめんどいので除外しますと、 Haali matroska splitter の JPEG イメージ表示機能を使うのが簡単で、そしてキレイです。あくまでこれは見るだけの方法

使い方は Haali Matroska Splitter http://download.revivalgate.net/matroska/ にあります)をインストールして mka ファイルを動画も再生できる適当なプレイヤーで開けばいいだけです。これだけで画面上にジャケットが広がるはず。Media Player Classic や RealPlayer では確実に表示可能ですし、試してはいませんが、おそらく Windows Media Player 9 / 10 でも表示できると思います。MPC の場合はもちろん内蔵フィルタを切り忘れないこと。

ここで注意点しなければならないのは、Haali Splitter によって表示されるイメージは Attachment されている JPEG ファイルのうち格納順位が最上位であるものだということです。これはどういうことかというと、Attachment ファイルには内部的に順番が与えられていて、たとえば mkvToolnix では Attachment タブに表示されている順番に上から 1,2,3,4,5... と Add させた順番がそのまま使われます。MatroskaProp の方は cover.* (jpeg/png など)をジャケット画像として扱いますので添付する際に順番を考慮する必要はないのですけれども、Haali のことも視野に入れるのであれば先に cover を Attach しないとダメ。1枚のジャケットのみを入れる際には気にする必要のないことですが、たとえば歌詞イメージやレーベルイメージや帯も入れたいとなってくると注意が必要です。

つまり、今現在の mka ジャケットイメージに関する最も適切な実装準拠は、 cover.jpg を最上位の Attachment とすることになります。私の知る限りたぶんこれがジャケットイメージに関する最適解なんですが、他にもなにかご存知の方がおられましたらご教示のほどをお願いいたします。

ほかにも

MPC の内蔵 matroska フィルタをオンにしたうえで、mka をロードさせて Shift+F10 を押すと Resources というタブが見えます。そこをクリックすれば Attachment の一覧が表示されていますので、そこから自分の探しているジャケットのファイルを選択する方法もあります。これは取り出す方法

これは MPC の独自機能ですので、MPC に内蔵されている Gabest Splitter を利用しなければなりませんが、ジャケットイメージの表示方法としてだけでなく通常の添付ファイル取り出しにも使えます。MatroskaProp は個人的にはあまり利用を推奨しないといいますか Attachment を取り出すだけの用途ならこちらの方がオススメですよ。

補記:MatroskaProp は確かにすごく便利なソフトではあるものの、2.8 現在の話として基本的にどうしても必要でないのなならばむしろ入れないことを推奨します。私自身も、いろんなソフトのカオスと化していてそのまま Windows がハジケ飛んでもあまり困らないマルチメディア作成用 PC にしか入れてません。Windows の一部を変えてしまう都合上、Explorer を巻き込んで落ちたことも結構ありますし、あるいはページファイルをいつのまにか単独で占有させてしまったりということがありますゆえ、ちょっと微妙な面があります。パソコンがもっさりしているなと思ったら独りで 1.08GB もメモリを占有していたり。一応、毎回可能な限り(もっさりに耐えたりしながら)調べた上でエラー報告は出してますが、まだ 2.9 はリリースされていません。壁にぶち当たっても自力でなんとかするかあるいは全てを諦められる方が使われるのはもちろんどうでもいいんですが、いわゆる〝初心者〟の方には絶対オススメしません。mkv の場合はアスペクト比の変更なども行えちゃうハイパー神ソフトなので自分も 1 台で利用させていただいてますものの、たとえば mka のジャケット表示程度に使いたいだけであれば MPC を使って見たり取り出したりした方がいいと思います。

2005-10-16T02:18+09:00 [Category: PC&マルチメディア/AudioTechnology]

mka を簡単に作れる「MKA変換機」

  • 初版:2005-10-16
  • 改訂:2006-02-04

(tta+cue).mka を簡単に作ることが出来るソフト「MKA変換機」が MUSIC PC から登場しました。

wav+cue から簡単に (tta+cue).mka を作れます。GUI かつ設定項目自体が少ないなうえ、EAC や wav+cue の解説では国内で随一のサイトがそもそも出しているソフトですので、ひとつひとつ読んでいけば EAC 導入というスタートから (tta+cue).mka を作って foobar を設定して再生できればゴールまでひとつのサイトのみで到達できます。「今から初めて作ってみる」という方はまずここから入るのも得策。たぶんこのソフトを十全に使いこなすために要求される能力よりも EAC のリップのほうが10倍くらい壁として高いと思います。

mkv/mka 製作のパイオニアである mkvToolnix は複雑な mkv を作れるようにするために設定項目も GUI もかなり細かくなっていて、ぶっちゃけ mka を作るだけであれば使わない設定項目がほとんど。それに対して「MKA変換機」は設定項目は少ないですけれども、元 cue を保存しておく機能(これは matroska コンテナに CD-TEXT 付きの cue シートをチャプターとして格納した場合、その cue シートはコンテナ内に adaptation する形で格納されるため、普通にチャプターを cue として取り出しても変形してしまうことがほとんどなので、それに対応する機能だと推測)やデータ添付機能(ただし、ジャケットは JPEG のみ)はきちんと押さえていますので mka 制作用途には十分に実用的です。

tta エンコードもやってくれるので wav+cue を EAC で作ってそのままこのソフトにぶっこむ形になります。やることはたったそれだけ。mkvToolnix GUI を開いて一々細かく設定したり、バッチファイルを細かく設計したりする必要がありません。もちろん複雑なことをしたい場合には向いていないソフトですが、逆に言えば mka に最小限のことを要求する場合にはこのソフトで十分だと思います。

foobar2000 で (tta+cue).mka を再生するためのコンポーネント

foobar2000 で (tta+cue).mka を再生させるためには foo_matroska.dll と foo_tta.dll が必要です。添付版ではたぶんだめ。

一応 http://download.revivalgate.net/matroska/ に置いてありますので、これをダウンロードして使ってください。

mka を激しくオススメする理由

動画にせよ音声にせよ、基本的になにも考えずに可逆にすると手っ取り早いです。

先日、可逆音声圧縮は HDD の容量がもったいないよーとか言われたのですけれども、まあたしかに mp3 や ogg や mp+ にしたほうがコンパクトではありますけれども、ぶっちゃけ現下 HDD の 1GB 単価は 50 円未満なことを考えてればクズみたいなもんです。たとえば以前に買った巴里歌謡全集は CD 自体の値段が 3,150 円だったのですけれども、tta 可逆圧縮の matroska audio に png でジャケットや歌詞カードなどを全部突っ込んでも 350MB ですから容量にかかる費用は 17.5 円です。よって 180 分の 1。まさに鼻糞並。

そんな 17 円をケチって 3,150 円もかけて買った CD を劣化させた音で聞くのは…激しくもったいよね?

ここまで簡単だけど

なお……このソフトの簡単な操作の手間すら省きたいというトンデモすぎるほど手抜き希望な方は、mkaenc を使うという手もあります。「EAC からダイレクトに (tta+cue).mka / (flac+cue).mka」(2005-02-20)を参照されたし。EAC でリップしたらそのまま mka が出てくるというある意味究極過ぎるほどに限界まで手間のかからない方法ですが、初期設定がちょーっぴり大変なのでそもそも初心者の方には全く向きません。mkvToolnix を自力で間接操作するので逆に泥沼に落ちる可能性もあります。

その続き記事には拙訳ではありますが mkaenc の説明書日本語版もありますので、チャレンジャーな方は是非どうぞ。もちろん、初心者だけどいきなり全部かじりきってみたいという方もどうぞ。

2005-09-29T18:11+09:00 [Category: PC&マルチメディア/AudioTechnology]

WMA Lossless の音楽配信がようやくアメリカでスタート

先日(どこで読んだのかは忘れましたが)音楽配信で流すファイルの変換は音の損失が最小限になるよう調整しながら行われているという話を読んで、だったら最初から損失の起こらない圧縮をして流せばそんなチューニングする人間の人件費を省けるじゃないかと本気で思っていたりしたのですが、ようやく Lossless Audio Codec を使用した音楽配信がアメリカで始まった模様。

以前からも音楽配信はいつまで CD-DA よりも劣化した音を金を取って流し続けるんだと文句をつけたことがありましたが、ようやく海の向こうではこの需要に気づいた会社が出てきたかとちょっと感動。といいますかね、今現在の音楽配信曲がたとえ 150 円で販売されているとしても、[ 1,250 円のシングル - パッケージ - 損失される 800 くらいの帯域 = 150円の AAC ]だと思うとあまり安くないんじゃないかと思ってしまうのですよ。WMA Lossless にすると容量がおよそ10倍になりますが、その配信経費は流通経費に比すれば大したものではないはず。WMA Lossless なら、他の扱いやすい Lossless に変換しても損失はゼロ。DRM が付いているかどうかは、DirectWIRE で内部録音させればこれまた Lossless でレコードさせられますし、最悪でも光出力と光入力を使えばクリアできることを考えれば無問題。

Lossless じゃないと何が困るか

AAC のような Lossy ではなく、敢えて Lossless で配信されることの重要性は結構大きいです。これは別に私の耳は他の人よりいいんだとか自慢したいからではなくて(むしろ codec 聴き分けをするとよくハズす…)、そういう話ではなく再変換に堪えられるかどうかの世界。もっと厳密に言えば、精神論として気にするかどうかの世界。なぜなら、ほとんどの Audio Codec 好きの方々がご存知の通り、Lossy → Lossy で変換するとデコーダがコンプリメントした音を変換するので第2次のエンコードで作成された音は原曲から程遠い場所まで変容してしまうからです。

これはたとえば(あくまでもイメージですけれども)AAC が ABCDEFGHIJ という音を A--D--G--J というメソッドで破壊圧縮したとして、AAC デコーダはこれを AbcDefGhiJ とコンプリメントします。現在の音楽配信で配信されているのは、これ。この時点で元の音とは違う音が再生されます。で、さらにこれを OGG にしようと oggenc でエンコードすると、そのメソッドが ABCDEFGHIJ という音を A-C--F--I- とするものであった場合、出てくるデータは A-c--f--i- になってしまうという。…こうして元となるデータとは程遠いデータを再生して聞かなければならないことになります。こいういう劣化をさせると中間で利用するエンコーダ達がどんなに優れている、単独で利用すれば高解像度な音を作れるものであったとしても、役に立たなくなります(だから通常、mp3 → mp3 のような変換はしないし、してはいけない)

再変換しなければいいといえばいいのですけれども、そうはいかないこともあって、たとえば私は iAudio 信者なので現在は iAudio5 を使っているのですけれども、この機種には AAC はそのままでは聴けません。再生できるのは MP3/WMA/OGG/WAV のみ。とすると AAC をいずれかの形式に変換しなければならないのですが、これを最小の損失で聴こうと思ったら wav にするしかないという。1GB のうちの半分近くが1曲で埋まるような状態では…

ただ

なんかこの Lossless 配信のビットレートは最大 1100kbs って決めてあるんですよね。これって平均じゃなくて最大ビットレート? だとしたら CD の音をそのままというわけではなく、多少劣化させることになりそう。たとえば私が今現在書きながら聴いているハッピー☆マテリアル5月は 1100 を軽く超えてしまうので、なんだよ…という感じ。

まあ、いずれにせよ日本でもこういうサービスが早く始まることを期待。

余談:iTunes

それにしても早くアニソン配信始めてくれませんかね。いい加減、待ちくたびれたのですよ。

キングレコードは入ったばっかりというかほとんど配信を始めていないのでこれは仕方がないのですけれども、既に入っているはずの avex が avex mode の曲を配信しないのがいただけない。せめてトラチョコの OP/ED くらいは配信してほしい。もう CD 持っているからいらないけど、配信されていないないとそれはそれで気に食わない。

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