- 初版:2005-03-15
- 改訂:2006-02-09
現下、MUSIC PC さんとのいくつかの実験・情報交換などを経て、この問題が Timescale code に起因するものであることが確認されています。詳細な問題・事情を知るためにはこの記事よりも後の記事を確認する必要があります。
この問題を回避する最も最適な方法としてこのサイトが推奨する方法は MKA 変換機のファイルチェックモードを使用することです。詳細は「mka を簡単に作れる「MKA変換機」」(2005-10-16)を参照してください。
この実証は、2005-03-30 現在無効です。48000Hz でもサンプル数が変化することを確認しました。詳細は「mka:extract 時における TTA サンプル消失問題」(2005-03-30)を参照してください。
例の mka から取り出すと tta が欠損する問題について、ふと 48000Hz だとどうだろうと思って 16bit 2ch 48000Hz の PCM wave を用意して前回と同じ手順で merge & extract してみたところ、input.wav = output.wav になりました。どうも 44100Hz に限定された問題の予感がしますので、mkv 動画の音声部分として tta を使う場合などは、可能ならば 48000Hz でデータを用意しておいた方がいいかもしれません。キャプチャとか DVD リップなら 48000Hz のデータでそのまま通した方が確実そうです。
ただし、CD のリッピングに際して 48000Hz にすることは全く推奨しません。アップサンプリングによって音が変化してしまい、元に戻すことが出来なくなります。CD を 48000Hz にアップサンプリングするくらいなら 1/44100 秒くらい捨てた方がマシですので、実験だけにとどめてください。
mka は再生に際しての厳密さは保たれます
44100Hz であっても、今のところは extract しなければ大丈夫という適当なことしか言えない段階ですが、少なくとも再生に関しては問題はなさそうです。(flac+cue).mka に関してはなんの問題も起こりませんし、(tta+cue).mka も再生に際しての厳密性に問題はなさそうですし、extract しないで取り出す方法を採れば tta を lossless のまま取り出せます。
現在既に mka を使っている方やこれから mka を扱ってみよう思っている方は、もちろん留意していただくに越したことはありませんが、別に matroska を忌避することはありませんよーとは申し上げておきたい。まだお試しになられたことのない方は、むしろせっかくの機会ですので、最新の mkvToolnix 1.4.1 とともに、最新のコンテナテクノロジー matroska に触れてみてください。そして出来れば matroska に詳しくなっていただいてこの問題の解答を出してください…
なんにせよ、このままでは lossless な extract になってしまいますし、そもそも mkvextract はあまりに便利すぎるツール。これ以外で mkv/mka を扱うとなるとちょっと大変。なんとかならないか考えてみないといけなさそうですね。
実は1日で100回くらいエンコードと merge と extract とデコードを繰り返したので、さすがに疲れました…
- この記事は「mka:extract 時における TTA サンプル消失問題」(2005-03-30)に続きます。





