- 初版:2005-10-16
- 改訂:2006-02-04
(tta+cue).mka を簡単に作ることが出来るソフト「MKA変換機」が MUSIC PC から登場しました。
wav+cue から簡単に (tta+cue).mka を作れます。GUI かつ設定項目自体が少ないなうえ、EAC や wav+cue の解説では国内で随一のサイトがそもそも出しているソフトですので、ひとつひとつ読んでいけば EAC 導入というスタートから (tta+cue).mka を作って foobar を設定して再生できればゴールまでひとつのサイトのみで到達できます。「今から初めて作ってみる」という方はまずここから入るのも得策。たぶんこのソフトを十全に使いこなすために要求される能力よりも EAC のリップのほうが10倍くらい壁として高いと思います。
mkv/mka 製作のパイオニアである mkvToolnix は複雑な mkv を作れるようにするために設定項目も GUI もかなり細かくなっていて、ぶっちゃけ mka を作るだけであれば使わない設定項目がほとんど。それに対して「MKA変換機」は設定項目は少ないですけれども、元 cue を保存しておく機能(これは matroska コンテナに CD-TEXT 付きの cue シートをチャプターとして格納した場合、その cue シートはコンテナ内に adaptation する形で格納されるため、普通にチャプターを cue として取り出しても変形してしまうことがほとんどなので、それに対応する機能だと推測)やデータ添付機能(ただし、ジャケットは JPEG のみ)はきちんと押さえていますので mka 制作用途には十分に実用的です。
tta エンコードもやってくれるので wav+cue を EAC で作ってそのままこのソフトにぶっこむ形になります。やることはたったそれだけ。mkvToolnix GUI を開いて一々細かく設定したり、バッチファイルを細かく設計したりする必要がありません。もちろん複雑なことをしたい場合には向いていないソフトですが、逆に言えば mka に最小限のことを要求する場合にはこのソフトで十分だと思います。
foobar2000 で (tta+cue).mka を再生するためのコンポーネント
foobar2000 で (tta+cue).mka を再生させるためには foo_matroska.dll と foo_tta.dll が必要です。添付版ではたぶんだめ。
一応 http://download.revivalgate.net/matroska/ に置いてありますので、これをダウンロードして使ってください。
mka を激しくオススメする理由
動画にせよ音声にせよ、基本的になにも考えずに可逆にすると手っ取り早いです。
先日、可逆音声圧縮は HDD の容量がもったいないよーとか言われたのですけれども、まあたしかに mp3 や ogg や mp+ にしたほうがコンパクトではありますけれども、ぶっちゃけ現下 HDD の 1GB 単価は 50 円未満なことを考えてればクズみたいなもんです。たとえば以前に買った巴里歌謡全集は CD 自体の値段が 3,150 円だったのですけれども、tta 可逆圧縮の matroska audio に png でジャケットや歌詞カードなどを全部突っ込んでも 350MB ですから容量にかかる費用は 17.5 円です。よって 180 分の 1。まさに鼻糞並。
そんな 17 円をケチって 3,150 円もかけて買った CD を劣化させた音で聞くのは…激しくもったいよね?
ここまで簡単だけど
なお……このソフトの簡単な操作の手間すら省きたいというトンデモすぎるほど手抜き希望な方は、mkaenc を使うという手もあります。「EAC からダイレクトに (tta+cue).mka / (flac+cue).mka」(2005-02-20)を参照されたし。EAC でリップしたらそのまま mka が出てくるというある意味究極過ぎるほどに限界まで手間のかからない方法ですが、初期設定がちょーっぴり大変なのでそもそも初心者の方には全く向きません。mkvToolnix を自力で間接操作するので逆に泥沼に落ちる可能性もあります。
その続き記事には拙訳ではありますが mkaenc の説明書日本語版もありますので、チャレンジャーな方は是非どうぞ。もちろん、初心者だけどいきなり全部かじりきってみたいという方もどうぞ。





